砂糖菓子は星の雨

 口の中でほどける儚い砂糖菓子。

 眩暈がするほどに甘いそれは……まるで平助だと思った。

「あ」

 ぽろぽろとこぼれた涙は音もなく尾を引いて……まるで、流れ星だった。

「ち……違うんです、ごめ、なさっ……なんで、止まらない⋯」

 砂糖菓子のような平助は、きっと涙だってあまいのだろう。

 そう思って、そっと唇で拭ったそれは。

 青い、海の味がした。

あとがき

SS画像メーカーでSNSにアップしたものでした。藤くんの涙はきっとあまい、そんなきもちで書きました。実際はしょっぱいよね…人間だもんね…。